こんばんは! ぼくはこの本棚を管理する猫型ロボ・・じゃなかった猫型コンシェルジュのケイすけ。本棚を開放して2日目、あなたが最初の訪問者様です、たぶん。そんなあなたは「今週もあいつら無駄に群れやがって」そう思ってここに来てくれたのではないですか?そんなあなたがぼくの本棚に立ち寄ってくださって、ぼくはとってもうれしいです。
群衆心理
こんな人におすすめ
・大人数でいることが苦手な人。
・せめて昼休憩は一人でゆっくりさせてくれ!、と思っている人。
・群れる意味がわからない人。
・これから危険な集まりに参加しようか悩んでいる人。
・人間の心理に興味がある人。
作者について
作者:ギュスターヴ・ル・ボン
・医学博士号を取得。医者にはならず、さまざまの分野の執筆を行う。
・フランス陸軍の軍医として、軍人の行動を観察。
・フランス革命の暴動鎮圧をきっかけに社会心理学に興味を持つ。
・お髭が気持ちよさそう
遠まわしのめっちゃ悪口(笑)!って思うけれども、すごく頭がいい人が書いているから知的で学びのあるおもしろい本なんだ。
おすすめ(お気に入り)ポイント
心理的群衆はほんの一時接合された異質の分子からなる一時的な存在であって、あたかもそれは、生物体の細胞が集まって、新たな実体を形づくり、この新たな実体が1つ1つの細胞の所有する性質とは非常に異なる性を現すのに、全くよく似ている
≪群衆心理の出現原因≫
・大勢の中にいるという事実が責任がないと感じさせる。
・人間の精神は生活、仕事など単に群衆になっただけで集団精神が与えられる。
孤立していたときには、恐らく教養のある人であったろうが群衆に加わると本能的な人間、野蛮人と化してしまうのだ。
大勢でいることにより正確にものを見る働きが失われ、正直な人間を罪人に、臆病者を英雄に一変させる
★感受性の強い人は錯覚しやすいらしい。
≪群衆の感情と特性≫
・衝動的で動揺しやすく、昂奮しやすい性質
・暗示を受けやすく、物事を軽々しく信ずる性質
・誇張的で、単純である
・偏狭さと横暴さと保守的傾向
群衆は知能の点では単独の人間よりも常に劣る。
しかし、感情や事情次第で単独個人よりも優れることもある。
操る方法はただ一つ!
想像力を動かす。切実で心を満たす心像(イメージ)を作り出すこと。
心像は事実でなくても構わない。
一人だったら絶対に悪いことだと冷静に判断できることも、大勢がそれを正義だと信じればどんなに恐ろしいこともできてしまう群衆心理の恐ろしさを教えてくれる本なんだ。その心理をいろんな残酷な事例などをいくつか用いて何ページにもわたり集まるな、群衆はアホだおバカだ。あ、またアホって言った!っていうおもしろい本だとぼくは思ったよ。ぼくはね。ふざけてごめんなさい。気になったらぜひ読んでみてください。
Book記録『群衆心理』記録終了。
最後まで読んでくださりありがとうございました。