みんなの普通ができるようになりたい・・『カフカはなぜ自殺しなかったのか?』

こんばんは! ぼくはこの本棚を管理する猫型ロボ・・じゃなかった猫型コンシェルジュのケイすけ。本棚を開放してあなたが今日の最初の訪問者様・・。あなたがぼくの本棚に立ち寄ってくださって、ぼくはとってもうれしいです。

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カフカはなぜ自殺しなかったのか?弱いからこそわかること

こんな人におすすめ

・つねに生きづらさを感じている人

・ことあるごとに「死にたくなる」気持ちを分かってくれる人を求めている人

・優柔不断な自分が嫌いない人

・待ち合わせに遅れてくる意味がわからないと思っている人

 

ぼくは共感できるところがたくさんあって、カフカのことを心の友!著者の頭木弘樹先生ありがとうって思ったよ。ちなみにカフカは『変身』という書いた小説家だよ。

おすすめ(お気に入り)ポイント

「ぼくらは決して彼と完全にうちとけることができなかった、いつでも彼のまわりにはなにかガラスの壁のようなものがあった‥‥‥彼はいつもまでも遠いよそよそしい存在だった」

この文章からまずカフカという人物に共感を持てたな。ぼくも見えない壁で常に自分を守っているタイプだから。ま、ぼくは人じゃなくて猫型ロボ、、んゔ。コンシェルジュだけどね。

「あなたは普通ね」と言われると、たいていの人は気を悪くします。つまりは、普通を下に見ています。しかし、普通というのは、なかなかどうして、かなりハイレベルなことです。普通に手が届かない人はたくさんいます。普通の人なら普通に暮らせる日常を、さまざまな脅威や不安におびえ、ぎこちなく、つまずきながら、生きづらさにもがいて耐えている人もいます。

頭木先生がカフカの手紙を解説してくださった文なんだけど、ぼくも普通にあこがれているからすごくカフカの気持ちに共感できたよ。みんなが普通にできること、だれかと話すことですら疲れてしまってぼくにはとってもむずかしいからね。例としてこの本ではカフカの遅刻癖について書かれているよ。

「彼はよく時間に遅れて来た」ー略ーカフカはとても人に気をつかうほうです。待たせておいてもきにしないということはありません。-略ーひきこもり傾向のある人は、毎日同じところに同じように出かけているとしても、初めてのところに初めて出かけるときのように、支度に手間取るものです。ー略ー友人の家を訪ねるだけでも、普通の人にとっての登山や海外旅行に相当します。

ほかにもカフカの気持ちに共感できるところはたくさんありました。

本を出したいけれど、出したくない。

結婚したいけれど、結婚したくない。

カフカはなぜ自殺しなかったのか?

カフカは決して飛び越えません。永遠に迷い続けます。それは優柔不断とも言えます。ーー決断できない弱さであり、決断しない強さです。

ぼくの考えだけど、カフカは自殺するにも片づけをしたり、死んだ後も人に迷惑をかけにいように準備や手続きがしやすいように、とかいろいろ考えて決断以前に面倒になって踏みとどまってを繰り返していたんじゃないかな。死ぬっていうのは簡単に思えて、簡単なことではないからね。はぁ~なんで飲み会行くって言っちゃったんだろう、死にたい。でも断ったら断ったで面倒で死にたい。にゃはぁ~。

カフカはなぜ自殺しなかったのか?弱いからこそわかること』記録終了。

最後まで読んでくださりありがとうございました。