人生は苦である、でも死んではいけない

こんばんは! ぼくはこの本棚を管理する猫の姿をした危険生物フラーケ・・じゃなかった猫型コンシェルジュのケイすけ。働きすぎて泥のように体が重くなっているあなたがぼくの本棚に立ち寄ってくださって、ぼくはとってもうれしいです。一週間お疲れ様です。

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人生は苦である、でも死んではいけない

こんな人におすすめ

・死ぬことでしか苦境から逃れることができないと思っている。

・自分に価値がないと思っている。

・とりあえず優しい言葉を浴びたい。

作者について

作者:岸見 一郎 

・哲学者、心理学者

・専門のギリシア哲学研究と並行してアドラー心理学を研究

・母の死をきっかけに生きることが苦しいと思うようになる

あの有名な『嫌われる勇気』というアドラーの本を共作した人だよ。

おすすめ(お気に入り)ポイント

ざっくりこんなお話

1~7章まで人生の苦についての話が記載されている。

病、老い、経済、死への恐怖、生きることの恐怖、他者との結びつき。

人は誰かの期待を満たすために生きているわけではない。他者の期待を満たすべく、今の私ではない自分に「なる」必要などはないのだ。

ぼくは「第六章 死んではいけない」のところを中心に記録しているよ。

成功することだけを考え、成功するためには人からどう思われようと嘘をつき不正を犯すことするらいとわない人。そのような人は悩むことなく、良心の呵責かしゃくを感じることもなく、のうのうと生きている。それなのに、なぜ、あなたが死ななけばならないのか。

なぜ自分に価値があると思えないのか

自分などたいした人間ではないとか、自分は誰にも必要とされていないし、自分のことを好きだといってくれる人などいない。そんなふうに自分を否定的に見る人は、自分に価値があるとは思っていない。

・自分のことが好きになれないならまずは受け入れることから、自分の行動が共同体で有益であることが価値ではない。自分を変える必要もない、受け入れることが必要なのだ。

・成功こそが幸福ではない=成功または目標を達成しないと価値がないと思ってしまっている。

・よく思われなくてもいい

認められたい人は、力と優越性という目標を立てる。人よりも優れていないければいけないと考えるのだ。

・他者からの評価に囚われない=自分の価値に他者の評価は必要ない。

・世間の価値観に囚われない=性格が明るく、常に前向きに考えることがよいとは限らない。

・生産性に価値を置かない

子どもは、自分が何もできないからといって絶望はしない。それは子どもが生産性という価値観から自由だからだ。

あらゆる悩みは対人関係の悩みである

・他者をどう見るか=仲間とみるか、敵とみるか

・共同体の中に入れなかった場合2つの決心をする。

①自分でも自分が好きになれないのに、どうして他の人が自分を好きになってくれるだろうかと考える。

②他者を敵とみなす。

二匹の蛙

遊びに夢中になるうち、ミルク壺の中に落ちてしまった。

一匹はしばらく足をばたばた動かしていたが、もうだめだとあきらめてしまった。

もう一匹の蛙は、足を蹴って懸命に泳いだ。どうなるかはわからないけれど何とかしよう、できることは足を動かすことだと考えて。

すると、思いがけず足の下が固まった。ミルクがバターになったのだ。それで、その蛙はその上に載って外に飛び出し生還することができた。

あきらめずできることをしていこう!

Book記録『人生は苦である、でも死んではいけない』記録終了。

最後まで読んでくださりありがとうございました。