<読書記録>賢者が行う頭の体操と読書術とは

こんばんは! ぼくはこの本棚を管理する猫型ロボ・・じゃなかった猫型コンシェルジュのケイすけ。あなたがぼくの本棚に立ち寄ってくださって、ぼくはとってもうれしいです。

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アーノルド・ベネットの賢者の習慣~賢く生きるとは自分の能力を最大限に発揮して生きることだ~

こんな人におすすめ

・なんとなく本を読んでしまっている人

・読書はよいことだとわかっているが続けられない人

・自分の脳は死んでいると思っている人

アーノルド・ベネットという男

ベネットは、これといった学歴もない自分が大英帝国華やかなりし頃の最高の小説家になった時、それは才能のしからめるところではありながら、単なる才能だけではなくて、生活の方法が重要であることを悟った人であった。

その上、彼は、人から学んだヒントを受けたコツといったものを隠すことなく

正直に公開することをためらわなかった。むしろそれを好むという性質があった。

1867年9人兄弟の長男として生まれた。

祖父、および彼の父は陶工で店ももっていたが生活は貧しかった。

ベネットの父はきわめて厳格で向上心の強い人で、

貧しい中でも大いに勉強し、ついに事務弁護士の資格を得た。

ベネットは父の手伝いをしていて、その後を継ぐべく法律試験を受けたわけだが、以外にも彼はそれに合格しなかった。

日本でいう旧制中学までの教育で終わっていたわけである。

22歳の時に速記係としてロンドンの法律事務所に雇われた彼はロンドンの生活で、仕事の合間に書物を集めたり、古本屋で毎日何か一冊掘り出し物を探し出したりして、夢中になって読書をするようなことを始めた。

試験に受からず父親の下働きをしなかったことが彼を広い世界へと導いた。

この頃の彼は約2年間ぐらい、投稿した原稿をしばしば送りかえされたりしながらも、一所懸命に文章力に磨きをかけていたのである。

29歳の時に法律事務所をやめて、婦人雑誌の編集部に勤め、

その後フランスに渡り、彼の傑作『老婦物語』を書き上げたのである。

第2章にベネットが女性から何歳だと思うか尋ねられるエピソードがある。んだけど僕はそのエピソードを読んだときベネットにすごく親近感がわいたよ。

「38歳でしょう」と厚かましく答えた。いってから、あまりに本当のことを言い過ぎたかと思い、心配になった。ところが、この女流作家は勝ち誇ったように「43歳よ」

と答えた。私はほっとして胸をなでおろおしたものだった

賢者の習慣

頭は肉体より、はるかに鍛えがいがある

プレアデス星団はごまんと星があると新聞で読んだことがあるが、おまえにはプレアデス星団がいったいこの空のどこにあるのか、指し示すこともできないではないか。理論と名のつくものは無数にあるが、中でも、自分が何よりも心惹かれる星雲理論の核心だけでえも知りたいものだ、と。

しかし、知りたいものだと思いつつ、年月は過ぎ去っていく。

★知りたいを知るためにすること★

①意志の力を養うこと。

②頭脳の諸器官をよい調子に戻すこと。

<知的活力を伸ばすためにまずやるべきこと>

本当に重要なのは、方法ではなく、その方法を用いる際の心構えなのである。

自分というものをさまざまな角度から注意深く考察し、確認することによってはじめて得られるのである。

自分の気質の限界、自分が置かれている状況、そして、自分の過去から得た教訓などを、まず最初に知らねばならない。

「よし!自分考察やるぞー!」って思ったけど疲れたから次の休みにやろ。

★意志の力の失敗3つの原因★

①最初からあまりに多くのことをやろうとしすぎた

②友人たちの皮肉たっぷりな失笑

③毎日の生活を再調整しなかったこと

頭を効率よく働かせる柔軟体操

立派な詩や散文の暗誦

・半年間、1週間に20行の割合で暗誦する

・なんでもよいから1ページ読み、すぐに読んだことについて思い出せることをすべて書き記してみる

1日15分でいいんだって、英語の勉強とかでやれば一石二鳥かも

「ものを書く」

・日記または日誌を書く

日記は自分自身のことがらを書くこと、日誌はもっと広範囲で人が興味深く観察した事柄を書き記すもの、だって。

人生をますます豊かにする読書術

読書をする理由

・自分を一まわりも二まわりも大きくしてくれる

・文学は真の思想と高邁こうまいな感情の広大なる貯蔵庫である

・突然目から鱗が落ちたように「わかる!」読書の醍醐味

・精神生活を豊かにしてくれるヒントの一つ

自分にとって本当の良書とは

地図を与えることではなく、羅針盤を、与えること

読書術

・喜びを得るという以外の目的を考慮にいれながら読む

・考えながら読む

・つるたぐり式に知的領域を広げる

・一人の著者をとことの掘り下げて読んでみる

芸術から得られる喜びというのは、人の心を鼓舞するものであり、その生き方に浸透して、生き方を変えるものしかし、その喜びがもっとも多く得られるのは、規則的な努力をした時だけである。

読書記録『アーノルド・ベネットの賢者の習慣~賢く生きるとは自分の能力を最大限に発揮して生きることだ~』記録終了。

この本には他にも文章術や創造的に生きる知恵なども書いてありますので気になった方は読んでみてください。みなさんの人生を決めるほどの「恩書」教えてくれたらうれしいです。最後まで読んでくださりありがとうございました。